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無題

桑山 忠明

210.2x210.2㎝

1975年

桑山忠明 (1932-2023) は、ミニマリズムへの貢献で知られる日本人アーティスト。東京芸術大学の日本画科を卒業した後、1958 年にニューヨークに移住。 移住後には、新たな顔料を実験的に使用しながら、日本画の伝統的手法を還元主義を用いることで、独自のミニマリズムの形式を模索した。アルミニウムストリップ(薄いアルミの板)で分割された彼の特徴的なモノクローム作品のシリーズは、桑山自身が「ピュア・アート/純粋な芸術」と呼び、一種の「無」を達成する本質的かつ精神的な経験を呼び起こすことを追求している。

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